第2話「摩緒」

シリアスものですので、たぶんエンディングまでの流れは既に決まってるだろうと思います。十数巻程度の中編作品になるだろうと予想しています。

第2話「摩緒」

「呪われた人間」ではなく「妖」

妖が顕在化しかけた菜花の「眼」が猫の眼っぽいです。摩緒が邪気を察知してないので猫鬼そのものではないにせよ、何らかの関係があるように思います(封じられた猫鬼の可能性はあります)。描写を見るに、祖父は何か知ってるようです。

なお、摩緒は菜花の血に触れても大丈夫だったので確かに人間だろうと思います(ついでに乙弥も人間でしょう)。

タイムパラドックス

こっちの世界で1日が経てばあっちの世界でも1日が経ちます。しかし第1話を見ると、あっちの世界で数時間が経過してもこっちの世界ではほとんど時間が経過してません。

もしこの設定が正しいのであれば、タイムパラドックスが発生します。例えばあっちで2日を過ごして戻りこっちで1日を過ごしてからあっちに行くとあっちに自分がいることになります。

陥没事故のとき何かあった?

あのとき

陥没事故のとき、人間である菜花”はあっちの世界で「化け物」に会い、そしてこっちの世界で妖である菜花”の死体が発見されました。ゆえに、あっちの世界で菜花は妖となり(呪いではない?憑依?入れ替わり?)、誰かが菜花の妖の力を封じてこっちの世界に送り返したと推定できます。こっちの世界では瞬間的な出来事です。

妖の力を封じる毒

もしスムージーが妖の力を封じる毒であるなら、その製法を祖父に伝えた者がいることになります(おそらくは菜花(妖)をこっちに送り返した者でしょう)。もしかしたら黄葉家の言い伝えかも知れません。

もし猫鬼が猫又(しっぽが複数ある猫の妖怪)の類なら、猫が苦手としている何かが入ってるのでしょう。

半透明な街

あっちの世界の商店街は炎上してました。あっちの世界の街の人々が半透明になってるのはそれに関係あるだろうと思います。あっちの世界における誰かの記憶や夢かも知れません。

魚住さんじゃね?

人

人

これって魚住さんじゃね仮説。

余談

人

「人」と言ってる。

ARAI Satoshi ( arai@luminet.jp / the_arai@yahoo.co.jp)