第9話「鬼神の出処」

第9話「鬼神の出処」

あらすじ

鐘臨教に潜入した菜花は、宗玄に連れてかれる依子の様子が気になる。摩緒は呪詛の人形から呼び出した鬼神から山本(道場主)の死が鬼神の仕業でないことを知り、鐘臨教で暮らすことになった依子を訪ねる。菜花と乙弥は地下の隠し部屋で呪法の写本を見つけるが鐘呼に閉じ込められてまう。

大正時代の終末論

少女たちがこれほどまでに終末を恐れているのは、大正時代に流行ってた終末論の影響が大きいです。新興宗教「大本(おおもと)」による大正十年立替説などが有名です。

終末論

というか、この宗教が鐘臨教のモデルなんじゃ?(似てないか…)

鐘臨教

大本

初めてではない

乙弥の調査から、鐘臨教が過去にも信者の親を殺して土地や財産を寄進させてきたらしいと分かります。山本(道場主)の死因は心臓麻痺ということなので、その手段は呪詛とは限らず毒物のようなものかも知れません。騙された依子が薬だと信じて毒を盛った可能性すらありえます。

依子は何をした?

呪詛は誰が誰を

呪詛の対象が道場主でないので、この呪詛が宗玄によるものとは考えにくいです。鬼神を見た宗玄らのリアクションもそれを裏付けてます。ならば鐘呼によるものとなりますが、人々の救済を願う鐘呼が布教や寄進の為だけに道場主を殺害するとも思えませんし、そもそも道場主を殺したのは鬼神ではありません。あくまで仮説ですが、道場主を殺しにきた妖(not人)を呪詛で殺そうとしてたのではないかと考えます。

展開の予想

鐘呼の能力は目の前にいる人たちの死期を予見することであると思われます。宗玄らの金儲けの為に殺される道場主の死期が見えただけでなく、最前列に来た菜花(五黄土星)が災いの中心になって信者たちが死ぬことも見えたのでしょう。そして菜花が妖であることは最初から分かっているのでしょう。

鐘呼は人々を救おうと考えています。あの呪詛の人形は、道場主を殺しにきた誰かを呪い殺す為に鐘呼が仕掛けたものかも知れません(結果的に道場主を守れなかったので鐘呼は予測可能回避不能タイプと思われます)。災いから人々を救おうとする鐘呼は、地下室に閉じ込めた菜花(not人)を殺そうとするでしょう。もし鐘呼が死亡するなら、鐘呼は自分の死期も予見していたに違いありません。

閉じ込められた

おまけメモ

大正時代から900年前は平安時代中期です。『枕草子』(西暦1001年頃)や『源氏物語』(1008年頃?)などの時代です。

モブでないなら最初から宗玄の名前を出しておくべきかと。

ARAI Satoshi ( arai@luminet.jp / the_arai@yahoo.co.jp)