陥没事故の日の記憶を取り戻した菜花は、摩緒の薬で解けた毒について知るべく大正時代へと向かった。摩緒と再会して少し安心する菜花。しかしその日は1923年9月1日だった。正午前に大地震が発生する。炎をまとった妖たちが街に火を付ける。菜花の体に発生する異変。そして摩緒もまた体に異変が。
教会でのできごとは大正12年8月20日頃の話であると確定しました。第17話で示されてるように、現代に戻ってきたのが令和元年8月20日(火)夜です。この第18話で大正時代に向かったのは21日(水)でしょうか。
予想よりもかなり早く関東大震災の話になりました。第18話ですので単行本だと3巻のあたりになります。復活した猫鬼を倒して大団円で終わるとも思えません。
関東大震災の日ですので、小学生だった菜花が大正時代に来ています(そして猫鬼に呪われるのです)。個人的には、摩緒の中に封じられてた猫鬼が幼い菜花に乗り移る展開を予想しています。大震災の後に菜花は現代に戻れなくなって未来にメッセージを遺すか、菜花が戻った現代は別の現代になっているか、現代に戻って謎解き篇になるか、展開的にはそのあたりでしょうか。いずれにせよ菜花の中にいるであろう猫鬼が残っている以上、最終回はまだ遠いでしょう。サブタイトルが「始まり」であることがこの作品が長編になることを暗示しています。ついでに言えば、五行がまだ揃っていませんし。