新井レポ 19980502

1998年5月3日の「るーみっく上映会」に対する意見文書をまとめました。

こんにちは、新井さとしです(1997/10/06)

 上映会の催しについて陰ながら応援しております。しかし、250人
という数字は現在のルーミック人気から考えるに、難しい数字といわざ
るを得ません。少なくとも十分な準備期間と宣伝が必要とされるでしょ
う。
 当面は運営が軌道に乗るまでお手伝いさせて頂きます。まずは、その
為に必要なサンプルを提供したいと考えています。

上映会の計画書サンプル(1997/10/07)

 昼休みに作成してみました。
 このまま使えはしませんが、参考にはなると思います。

 作戦目的 うる星の魅力を多くの人々に知らしめること。
 作戦目標 1.参加者に満足して貰うこと。
      2.同好の仲間を獲得すること。
      3.運営委員会のメンバーの共通体験の創造。
      4.参加者が250名を超えること。
 作戦構成 作戦は以下の5段階で構成される
      ☆事前準備フェイズ
      ☆公演前フェイズ
      ☆公演中フェイズ
      ☆公演後フェイズ
      ☆事後処理フェイズ

事前準備フェイズは以下のタスクで構成される
 ☆運営委員会の設立
  メンバー募集、連絡名簿作成。
  目標の認識の共有
  企画内容の作成
   オークションやれば予算が潤うのだが
   会場はそれを許可しないだろう。
   上映の他に、クイズやゲームが適切である。
   予定の人数が動員できなかった場合も考えておくべき。
  役割分担と進捗計画
   特に、宣伝担当は責任者を定めるべきなり、
   共同責任は互いに依存しあうリスクが高いし、
   宣伝も重複されてしまうことがある。
  会計計画
   会場費その他で20万程度が必要。
 ☆愛好活動の記録(写真やビデオ)
 ☆公演準備
  会場選定
   日時:1998年03月??日(仮)
   会場:サンパール荒川(仮)…
  当日スケジュール作成
   上映会
   企画
   スタッフ配置
  会場装飾作成
   看板
  チケット・パンフ作成
   会場の注意事項を忘れずに。
  スタッフ証の用意。
  天気予報に応じて準備
 ☆反省会会場の確保
  会場でもいいし、別でも良い。
 ☆主企画(上映)準備
  機材・フィルムの確保
  上演品目の選定
   これはスタッフの人たちが見たいもので構わない。
   映画版なら大画面で見たことがあるファンも少なくないので、
   テレビ版(アクションが多い話が良い)を混ぜるのが賢明。
 ☆副企画1(クイズ・ゲーム大会)準備
  資材の確保
  クイズの作成、ゲームの考案
  パンフは○×式にできないか。
 ☆副企画2(未定)準備
  資材の確保
 ☆事後処理の準備
  礼状の原案を予め作成

公演前フェイズは以下のタスクで構成される
 ☆資材輸送/確保
  ゴミ袋やガムテープなど
  スタッフの食糧確保。
 ☆行列整理。
  早めに会場周辺の見回り。
  駐車場の確認。
  駅から誘導。行列整理。
  応対の為の受付けを設置。
  悪天候(雨,雪)の場合の対処
 ☆簡易リハーサル。
  会場清掃。
  会場装飾。
   展示品のディスプレイ。
  マイクや映写機などの確認
   機材操作の演習
 ☆パンフ、アンケート用紙、カイロの配布(予算\100/人)。
  参加者が公演中に参照することを前提に作成。
  パンフの例…ホッカホカカイロのケース内に入れる。
        夏ならうちわというのも面白い。
        いずれにせよクイズやゲームにも使えるものを。
  アンケートは、封筒にも名前を書いてもらう。
 ☆愛好活動の記録(写真やビデオ)

公演中フェイズは以下のタスクで構成される
 ☆愛好活動の記録(写真やビデオ)
 ☆上映
  上映中にスタッフは食事を取るべし。
  ただ、スタッフも見たいというのならば、
  食事は休憩中でも構わないだろう。
 ☆集合写真
  撮影後はすぐに現像(至急)
 ☆休憩
  参加者への案内を再設置
  企画内容の放送
  アンケート回収
  礼状のあてな書きを開始しても良い
 ☆ゲームクイズ大会
  うる星の奥深さを実感させる演出が肝要
  清掃を兼ねて展示品を賞品に?
 ☆企画2

公演後フェイズは以下のタスクで構成される
 ☆退場管理
  客がスムーズに移動できるように。
 ☆会場清掃
  これは非常に重要。
  忘れ物のチェック
  カイロの忘れ物はゴミです。
 ☆反省会。
  これは後日でも良い。
  会場清掃のついででも構わない。
 ☆資材輸送/処分

事後処理フェイズは以下のタスクで構成される
 ☆活動記録の配布
  WWWで公開することも念頭に。
 ☆礼状の発送(予算\200/人)
  公演の翌日までに発送すると、信用が得られる。
  集合写真の発送。
  忘れ物の報告も。
  スタッフ全員からの一言もあると良い。
 ☆決算及び報告
  参加者に報告する必要はないが、
  委員全員に報告する必要はある。
 ☆運営委員会の解散と打ち上げ
  お好み焼き屋が良いだろう。
  どんちゃんどんちゃん。おつかれさま。
 ☆次回公演の準備(^-^);

議事運営(1997/10/08)

 プロジェクトを運営するに当たり、現在のところ何が決まっていて何
が決まっていないのか、を明らかにする必要があります。そして、それ
は委員の誰もがいつでも確認できるような方法で公開されているべきで
しょう。
 また、物事の決定方法も考えなければなりません。誰に決定権がある
のか?、もし話しあうのであれば、どのようにすべきか?、チャットか、
電話か、手紙か、MLか、直接集まるか?。

 今回のケースでは以下の方法が最も効率的であると考えます。Eメー
ルで予定と進捗を確認しながら、休日に集まって討議し(拙宅も提供でき
るでしょう)、決定事項はWWW(高梨君のページが最適だろう)で公開さ
れる、という形式です。但し、承認や報告だけの事項はメールでも構い
ません。また、緊急の場合は運営委員長が仮決定を行えるとすればいい
でしょう。

問題点の把握(1997/10/08)

 また、プロジェクト進行において、何が困っているのかも常に明らか
にすると良いでしょう。例えば、話し合いの時間的余裕が無いこと、良
い宣伝方法が見当たらないこと、スタッフの人数が足りないこと、プロ
ジェクトを進める自信がないこと、当面の予算が足りないこと、何が問
題になっているのか分からないこと、などなど。

 問題点を決定事項と同様に公開することによって、各委員が「とりあ
えず、何を考えればいいのか」や「何を手伝えばいいのか」を把握する
ことができます。これは運営の効率化をもたらすでしょう。

上映品目の選定(1997/10/08)

 上映品目選定について考察してみた。

 1.映画作品を映画館で観ていない人へ。
 新しいファンの中にはこのような人も少なくない。大画面のアドバン
テージが強く発揮されるだろう。

 2.TV版を大画面で観たい人へ。
 当時のアニメは現在よりも多くの予算が割り当てられていた。その為、
1話あたり3千枚〜4千枚のセルが使用されていた。この動きある作品
を大画面で観たい人はいるだろう。アクション系の話が上映に適切。

 3.作品を観ていない人へ。
 再放送などで作品に触れる機会が増えたものの、まだ観ていない話と
いうものがあるだろう。再放送されていない話を上映するのは一つの選
択である。だが、名作級のほとんどは既に再放送されている。

 上映会は、このような人々に満足を提供できるだろう。

宣伝活動の提案(1997/10/08)

 目的「作戦目標に定められた人数の動員」。

 アマチュアゆえに宣伝方法は限定される。いくつかの手法を提案してみよう。大変だが250人ならまだ不可能ではな
い。

 1.KAC掲示板を利用(認識者数:中、参加確率:大)
 キティアニメーションサークルは、代々木から越すと同時にその性格も変更となった。継続的かつ義務的に存続してい
るのが実状である。しかしながら、その会員の多くがルーミックファンであり、KACは現在でも最も公式なファンクラ
ブといえよう。十分に説得力のある宣伝を行えば、数十人の参加者が見込めるだろう。3月初めの会報に掲載されたいな
らば、1月中旬には事務局へ原稿が届いていることが望ましい。

 2.アニメ雑誌を利用(認識者数:大、参加確率:少)
 アニメ雑誌は最も一般的な告知手段である。しかしながら、ルーミックファンは多くない。宣伝にあたり「過去の名
作」と銘打った方が効果はあるだろう。悲しいがそれが現実だ。現在でも名作として通用することを伝えるのは、我々の
責務かも知れない。

 3.WWWを利用(認識者数:少、参加確率:中)
 当プロジェクトは日本WWWにおけるルーミックページの中心的人物を主な構成員としており、WWWを新たな宣伝手
段として使用できる立場にある。しかしながら、各ページのアクセス者は多分に重複しており、アクティブな数十人が宣
伝対象となる。十数人程度の参加が見込めるだろう。この数字はOFF会参加人数+αでもある。

 4.地域ミニコミ誌を利用(認識者数:中、参加確率:中)
 過去のプロジェクトの多くが、近隣住民の参加を想定していない。これは「ファンの為の企画」という目的ゆえの制約
による。もしルーミックを知らぬ人に布教する目的を持つならば、近隣住民に対する宣伝は大いに有効であろう。ただ
し、企画内容を一般向けする必要があるし、宣伝方法として町内掲示板や看板も検討する必要がある。単なる上映会だけ
を催すならば近隣住民というターゲットを重視することを強く推奨する。

 5.口コミを利用(認識者数:少、参加確率:中)
 具体的には、各私設サークルに通知を出し、各サークル会員に伝達をお願いするのが良策であろう。宣伝までお願いす
るのは、相手のサークルにとっての何らかのメリットを提示する必要がある。さもなければ、宣伝はおざなりなものとな
るからな。幸い運営委員にはいくつかのサークルと知己である者もいるようだ。

 6.ラジオを利用(認識者数:大、参加確率:少)。
 上映品目の出演キャラの声優のラジオ番組に投稿するのは非常に有効な宣伝方法である。投稿の時期は上映会の直前が
望ましい。直前ゆえの効果も期待できる。

 7.パンフレット配布(認識者数:少、参加確率:中)
 ファンが集まる場所で、案内を配布することは大いに有効である。学校や会社の友人に声を掛けるのも同様。義理もあ
るから来てくれるだろう。布教効果その他の効果も見込める。もし、それでファンになってくれれば次回以降の協力も見
込めるだろう。

宣伝ターゲットの確定(1997/10/08)

 宣伝という観点で、最初に決めるべき事は何をやるかである。宣伝の内容が確定しなければどうしようもない。今回の
ケースでは、「上映会」か「上映会+交流会」かの決定が必要であろう。この決定は必然的に宣伝ターゲットを確定させ
る効果も持つ。
 高梨直紘君及び運営委員会の意思を推察するに後者を想定していると思われる。したがって、宣伝のターゲットは「フ
ァンもしくはファン予備軍」に限定されるだろう。もちろんそのメリットは十分にある。交流会をうたうことによりファ
ンの参加確率を向上させる効果があるのだ。

KAC掲示板への投稿について(1997/10/08)

 KAC掲示板を使うに当たり、開催時期と相談することが必要である。これによって、その掲示の性格が「スタッフ募
集」か「参加者募集」かに分類されるからだ。高梨直紘運営委員長の意思を推察するに、現段階ではスタッフ募集を想定
しているようだ。
 ちなみに上映だけならば1月に催すことも可能だろう。

 また多くのハガキや手紙を管理する準備も必要だろう。最近はパソコンの導入によりずいぶん楽になったと思う。

責任者の信用(1997/10/08)

 大変かも知れませんが、「企画倒れ」を疑わせるような言動は慎むべ
きでしょう。できれば「まだ決まってない」というのも対外的には控え
た方が賢明です。その為にも決められることはさっさと決めるべきでし
ょう。
 責任者の社会的階級は、できれば成年で、少なくとも大学生であるこ
とが望ましいです。が、今回のレベルならそれほど問題はないでしょう。

会場を借りる資金について(1997/10/11)

 できるだけ自分たちで資金を調達することを推奨します。委員全員で
2〜3日ほどアルバイトするのもいいかも知れません。お年玉を当てに
するのもいいでしょう。
 勧めはしませんが、スポンサーを見つけて上手く説得すれば20万ぐ
らいは集まります。それには、昔は「時間はあったけど金がなかった」
が今では「金はあるが…」という老ファンに対して、「ルーミックファ
ンみんなの為に」という熱い理想を掲げながら、実現性のある企画書を
提示することが必要でしょう。
 どうしても資金繰りに困ったら、相談しに来て下さい。

サンパール荒川(1997/10/11)

 サンパール荒川(区民会館) 荒川1-1-1,Tel=03-3806-6531. 荒川区民
以外でも借りれるか否かの確認は済んでますでしょうか?。また、委員
の中に荒川区住人または通勤通学者はおられるでしょうか?
 98年4月より、東京都諸施設の使用料は急騰するらしいです。ホー
ル類は倍増の可能性もあります。詳細は不明なれど要考慮。

収支管理(1997/10/13)

 みんなで出し合ったけど大幅な赤字が出て、誰がどれだけ負担するか
のもめごとを防ぐ為に、細かい収支もちゃんと記録につけておくと良い
でしょう。委員専用のページに掲載すると宜しいでしょう。

委員専用ページを拝見しました(1997/10/13)

 委員専用ページを拝見しました。「これから決めるべき事」のコーナ
ーは運営にとって重要なコーナーです。内容も時期的に適切なものだと
思います。各委員に「この4点についてどう思うか?」の意思表示をし
てもらうと良いでしょう。

参加者からの集金はどの段階で行うか?(1997/10/13)

 企画内容と金額にもよりますが、当日の入場時が宜しいでしょう。事
前集金ですと、その手数料と手間がバカになりません。但し寄付金はい
つでも受け付けるべきです。必要ならば専用の口座を開設するとよいで
しょう。

現時点での優先タスク(1997/10/16)

 現時点での優先タスクは以下4点と思われます。

  委員会の議決システムの構築
  上映以外に何かやるか否か?
  運営委員の募集
  上映会開催の宣伝

委員会の議決システムの構築(1997/10/16)

 委員専用ページ&掲示板の開設は良いお考えです。
 運営の記録にもなるでしょう。

上映以外に何かやるか否か?(1997/10/16)

 なぜ、上映会を催すのかを再確認する必要があります。

 論例1「もともと大画面で観たいというので企画されたことであり、大勢のファンを集めるのは経費の分担の為であ
る。よって、宣伝も運営もあまりコストを掛ける必要はない。もしスポンサーが見つかれば、別に大勢を集めなくてもい
い」。

 論例2「確かにそうだ。しかし、多くのファンを集める為には上映だけではインパクトに欠ける。上映以外の企画も提
供する必要がある。現実問題としては、ファンの交流をうたうしかないだろう」。

 論例3「ルーミックの為に何かをおこなうというのはファンとして本意である。上映以外に何かをするしないは些細な
ことであり、重要なのは我々の情熱を投入すること自体である。我々に余裕があるならば、やってもいいだろう」。

 論例4「KACに頼れない状況だからこそ、我々がその旗を振らなくてはならない。できることは多くはないかも知れ
ないが頑張ろうではないか。もちろん上映以外にも何かやるべきだ」。

運営委員の募集(1997/10/16)

 上映以外に何かをやるならば、ある程度の人数が必要です。当委員会
のシステム上、ある程度インターネットを使用可能なファンでなければ
委員として活動するのは難しいでしょう。
 委員の人数によっては、負担を分散させることによりあらかじめ十分
な予算を確保できるでしょう。

上映会開催の宣伝(1997/10/16)

 優先度は高くありませんが、協力者を募ることは非常に重要です。現
段階では、運営委員募集を兼ねるのが宜しいでしょう。

今後のスタイル(1997/10/20)

 上映会計画も具体的に進みはじめたようですね。顧問ということなの
で、質問されたり、何か頼まれたり、何か大きな問題が予見されたりし
たときだけ対応するスタイルでいきたいと思います。できれば、私の出
番が無いくらい順調に運営が進めばいいな、とも考えていたりします。

広告における与える印象(1997/10/29)

 あちこちに宣伝を出すのはアドバタイズ相乗効果を生みます。その際、
高梨くんだけが動いているのではなく、大勢の人が動いているという印
象を与えるのが、より効果的です。特に広告掲載者らがそのように認識
すれば協力もよりスムースに行われることでしょう。なお、一般向け上
映会ページは頻繁に更新なさるほうが広告的に有効です。

委員長の責務(1997/10/30)

 自分が普通の委員だとして委員長が指示も質問も出してくれなかった
としたら、自分から積極的に何か意見を言ったりするのはなかなか難し
いものがあります。委員の出番をつくるのも委員長の責務でありましょ
う。例えば、掲示板においては報告だけでなく多くの質問をなさるのが
宜しいでしょう。委員の誰もが「私も手伝いたい」と考えていることを
信じて下さい。

進捗確認(1997/10/30)

 10月ももう終わりに近づきました。上映会において上映以外に何か催
すのか否かの決定はなされたでしょうか?。もしまだ決まっていないの
であれば、委員各位に催促してみるのが良いでしょう。

非委員からのカンパの取り扱い(1997/11/25)

 上映会がぽしゃった場合には返還するのが筋であるので、ある程度の
見込みがたってから手をつけるべきなり。
 カンパをしてもらう為には、もっと計画が具体的にならなければダメ
でしょう。人数集めもさることながら、上映会内容を詰めることが必要
とされます。人数を集めるためには、もちろん内容が確定されているこ
とが必要ですからね。
 社会人の賞与の時期がせまっている。カンパ募集には良い機会だ。

進捗(1997/11/25)

 進捗はあまり無いようですね。ともあれ、KACの伝言板に掲載され
てその問い合わせが来る時期が迫っています。かなり急いだ方が宜しい
でしょう。「どうやって会場を借りるか」だけでなく「会場を借りれた
らどうするか」の話し合いも必要です。

会場を借りるための現金(1997/11/25)

 会場を借りるための現金の用意について、「まんだらけにグッズを売
る」とか「誰かに借りる」とかいう選択肢がまだ出てきてないようです。
それほど深刻ではないのかな?。
 委員で負担するのが大変だというのは分かりますが、どのくらい大変
なのかの確認はとってみたでしょうか?。「大変だ。どうしよう」と言
っているだけでは「このままじゃ、いつまでたってもこのままだ」です。
もしかしたら、大変だと思って確認をとらなかったけれど実は必要な金
額を集めることが出来る…かも知れません。例え15万には及ばないに
しても、ある程度の予算にはなるでしょう。
 委員の負担方法は基本的に、「寄付」「出資」「貸与」の3通りがあ
ります。「寄付」はいわゆるカンパと同じでその金銭が上映会運営の為
に供されるのである限り返済義務はありません。「貸与」は逆に全額の
返済義務を持ちます。「出資」は上映会終了後の残金を出資額に応じて
配分するものです(満員御礼ならプラスです!)。

 これらの話を考えるに当たり、「上映会が上手く開催できた場合の収
入予想」を立てる必要があります。例えば、入場料500円とした場合に何
人の集客が見込めるか?という予想です。

委員専用掲示板投稿 1997/12/04 Thu 14:56:20

 荒川区民会館を確保できなければ上映会は事実上開催不能である。会
場予約は基本的に先着順であるがゆえに、申し込みはできるだけ早い時
期に行うべきだろう。そして、申し込みにあたり必要な現金が工面でき
ていないことが、現段階での最大の問題である。
 顧問という立場ゆえあまり口出ししたくはなかったが、開催可否に関
わる問題であるので以下の提案をなそうと思う。もちろん、この提案は
運営委員長の承認をもって発効するとしよう。さあ、リーダーの決断力
が試されるぞ(^-^);。

 現金の工面は基本的に出資の形式で行うべきである(借金は後禍を残
すことになろう)。委員が資金を出し合って必要な予算(会場費や印刷
費など)を組み、入場料や寄付金その他の収入を得て運営を行うのだ。
そしてプロジェクト終了後の残金を出資額に応じて配分するのだ。
 この伝言板は全委員か毎日閲覧しているはずだ。至急に現金が必要で
あることも理解しているはずだ。そこで、もし会場費が工面できたなら
ば必ず開催し、かつ、もし委員諸君で必要な予算の半分以上(そうだな
8万円以上かな)を、12月9日迄に寄付または出資できるとしたならば、
残りの足りない分を私が出資して差し上げましょう。各委員は12月9日
迄にどれだけ出資または寄付できるのかをこの伝言板に申告なすって下
さい。もちろん、条件が満たされなければ私も出しません。
 期限を定めたのはその方が議事が進行するだろうという目論見もあり
ます。そして、9日というのは新井個人の都合に因ります。
 なお、会場申込者は期日までに振込口座を用意しておくべし。

委員専用掲示板投稿 1997/12/05 Fri 11:13:19

 わざわざ黒字にする必要はないし、常識的に考えて出資者に出資額を
返還してなお黒字になるとは思えない。可能性は非常に低いとしても、
残金はルール通り出資額に応じて配分するので宜しいと思います(赤字も
出資者が出資額に比例して負担するわけですからね)。
 もう一度わざわざ書くけど、赤字も黒字も出資額に比例して負担ある
いは享受するという単純明快なルールです。寄付金は入場料収入と同列
であつかいます。よって、委員各位の表明は出資なのか寄付なのかを明
確にする必要があるでしょう。(#61響くんの言うことはまこともって正
論なり)。
 なお、打ち上げは別会計にすべきだと思います。

 入場料金は交通費その他とのバランスも考えて600円程度でいいと
思います。コミケで主に宣伝するなら学割の必要はないでしょう。コミ
ケに参加できるだけの経済力を持つ者に割り引く必要はありません。
 個人的には18歳未満は10円としたいのですが、私だけが出資者なわけ
でもないのでそうもいかないです(うっちゃんの伝言板の#1673.を参照
して下さい)。

 余談。いまだからバラしますが、密かにこんな話もありました。
 「しっかりした企画書を持ってきて私を説得できたら15万ぐらいな
ら貸そう。一応、担保は取るよ。でも、実際に250人を集められたら
返却義務無し」。さすがに「現時点では無理です。お願いできないです」
となりましたが…(^-^);。

パンフについて(1997/12/05)

 上映会は3月に開催されるということですので、冬コミにおける宣伝
は非常に重要です。その段階で「春に上映会をやるから希望者は連絡く
ださい」よりも例えば「3月21日に荒川区民会館で上映会をやるから来
て」としたほうがはるかに宣伝効果が高いと思われます。否、そうしな
ければなりません。その為にも早期の会場確保は重要です。
 パンフはサークル同人誌に委託すると同時に各サークルへ3枚ずつ配
布すること。これは、各サークルは3人で参加している建前なので。で
きればカタログ住所を参照してパンフ同封の手紙を発送すること。これ
は手渡したチラシがゴミと一緒に扱われる可能性に対する保険です。
 パンフの記載内容としては「日時と場所と料金」「大規模なものであ
ること」「既に会場を確保していること」「ソフトも既に用意されてい
ること」「参加人数に関わらず開催すること」「問い合わせ先」「委員
長名と運営委員名」を記しておいて下さい。
 会場が大規模であることをうたうのは「そんじょそこらの上映会とは
違う」ことと「大画面の魅力」を伝えるためです。委員の連名は一個人
の企画ではないことを表します。その他は「企画倒れにはならないから、
その日に来れば必ず大画面で観れます」という保証です。この宣言が信
用度に与える影響は少なくありません。
 信用度の為に、もし今でも有効なら顧問名も出して下さっても構いま
せん。ルーミックのイベント屋として恥ずかしながら多少は知られた名
前です。パンフでその名を見た古参サークルの長老たちがもしかしたら
信用してくれるかも知れません。
 ともあれ、パンフレット&発送の準備を開始すべきでしょう。印刷枚
数は数百枚でいいと思います(全配布したとしてその効果は10%ぐらい
の数十人ぐらいだろうと予想しています)。ところで、るーみっくオン
リーパンフのほうはどうなりましたか?。問い合わせに対してパンフを
郵送する準備もあわせて行うべきでしょう。

上演品目の選定(1997/12/07)

 リクエストページの結果に基づいて上映品目を決定するのではなく、
それはあくまで参考とするだけであることを明記すべきなり。
 上映品目を全て人気投票結果で選ぶと、前菜も何も無くいきなりメイ
ンディッシュが出され、続けて別のメインディッシュが連続して出てく
るコース料理のようなもの。そんなのを喜ぶのは特殊なマニアたる食通
のみだ。
 メインとなる作品をまず定めるべき。そしてその作品をより理解して
貰う為の前菜を用意すべきなり。食通は前菜を完璧に頭の中で味わって
からメインに臨めるが普通のファンはそうではないのだ。
 前にも言ったかも知れないが、ラムとあたるの間の機微を味わうには
普段の彼らの関係を理解していなければならない。その効果を持ち、か
つ上映自体に相応しい作品(大画面のアドバンテージを生かせるもの)を
選ばねばなるまい。メインを決めることは簡単なれど前菜を決めること
は難しいのだ。
 また、この上映会がファンの為だけに存在するのか、ルーミックを啓
蒙する目的も持っているのかによって品目選定は変わるだろう。はじめ
てルーミックに接する荒川区民の高校生に、完結編を味わうことができ
るだろうか?。「良く分かんなかった」と言われたら?。
 映画版はTV版3〜4本分の時間を食う。すなわち映画版を諦めれば
TVを多く上映できることを忘れてはならない。映画版は必ずしも上映
しなければならないわけでもないし、第2回以降の上映会で上演すべき
品目を残しておかなくてはならない。
 途中入出場を自由とするならば、昼御飯の頃はできるだけ映画版のよ
うな長編は避けるべきだろう。

上映会が終わって…(1997/12/07)

 残金がマイナスの場合、つまり出資者は100%以上の赤字だという
場合に、それはどうやって負担されるべきでしょう?。私は有限責任原
則から、出資者は出資者であるという理由でそれ以上の負担は求められ
ないとすべきだと思います。それは出資者が負担するのではなく委員会
が負担すべきものでしょう。もちろん、結果的に同一人物であることも
多いのですが…。
 同様に倍返しのばあい、つまり黒字が100%を超えた場合には何ら
かの制限があってもかまわないと思います。その超えた分は委員会のも
のとすることができるのです。ただし、黒字が100%未満の場合に制
限は入れるべきではありません。つまり例えば出資総額が20万で残金
が40万を超えた場合に初めて返還制限の検討が発生し得るわけです(
もし武重さんがこ の点に気が付いた上で発言しているならばたいした
ものです)。
 今回の上映では、十分な出資額ゆえに残金がマイナスにはならないだ
ろうし、残金が出資総額の倍を超える見込みもまずないだろうので、単
純分配をルールとすることで問題ないと思います。

 問題になるという主張は恐らく「営利目的だとされることが好ましく
ない」によると思われますが、それはあくまで結果的にそうなったに過
ぎないだけでしょう。
 ところで「次回にまわす」方式の方も「営利目的だと」され得す。例
えば、第2回、第3回、第4回と開催されてプール金が貯まった状態に
なって、そして第5回が開催されなかった場合はその残金はどう分配す
べきでしょう?。ねっ?。
 ちゃんと、第1回上映会と第2回上映会とでは会計をしっかりと区切
るべきです。そして当然のこととして第1回出資者が第2回出資者にな
るのは自由です。例えば、黒字分をそのまま第2回に対して出資又は寄
付する自由があるってことです。
 明確な会計ルールが重要です。「次回にまわす」なんていうう不明確
なルールはかえって「営利目的の温床」と誤解される危険があるので避
けた方がいいと思います。

インターネットセキュリティと口座番号(1997/12/08)

 クレジットの暗証とかなら問題ありますが、単なる普通口座番号なら
メールで送っても問題ないと思いますよ。

リクエストページ(1997/12/09)

 運営委員の皆様は全話を頭の中で把握しているだろうから不要かも知
れませんが、リクエストページからサブタイトル一覧表を見られるとよ
り現実に即した結果が得られるでしょう。

会計状況(1997/12/09)

 一般的なサークルでは難しいのであろうが、この委員会は基本的に全
員がWWWアクセス可能である。よって、リアルタイムに会計状態報告
を行うことが出来るだろう。
 まあ、毎日とは言わないが少なくとも毎週の報告があると良い。

パンフレット例(1997/12/09)

 A5サイズ6頁。A4サイズ1枚とA5サイズ1枚から構成される。
A4部(1,2,5,6頁)が入場券の役割を兼ねA5部(3,4頁)がアンケート用
紙を兼ねる。
 1頁は表紙である。入場券の役割を果たすので、必要ならばスタンプ
欄(参加費受領フラグ)を作っておくといいだろう。表紙絵、イベント名
「ファンによる高橋留美子作品上映会(ずいぶん前から気になってたん
だが、これが正式名称なのかな?)」、開催日時、主催者名「ファンに
よる高橋留美子作品上映会運営委員会(これも正式名称なのか?、個人
的な趣味で言うと格好いい名前が欲しい!)」などが最低でも必要です。
 2頁は開催趣旨などを記すとよいだろう。
 3頁&4頁は回収することを前提にアンケートに使用する。連絡先記
入欄もあるとよいだろう。切り取って宛名シートとして使用可能なよう
にすると便利かも。
 5頁は最も見づらい頁であるので、スタッフ一覧や連絡先などを記す
こと(各委員から一言あると宜しい)。委員以外で大量の資金提供をなす
ってくれた人のリストもあるといいかも。表紙絵を誰かに頼んだならそ
の人の名も。サンパール荒川への謝辞もね。
 6頁は、パンフが畳まれた状態で使用されるものを掲載。近隣の地図
を記載しコンビニや商店を記載しておくと一般参加者に便利だろう。上
映会の後の交流会の可能性があるならばその場所も記すとよい。事前配
布するなら駅からの道程も分かるように。また上映品目スケジュールも
あると良い。上映中にパンフを開く音を少しでも防ぐのだ(これは1頁に
掲載でも宜しい)。

委員専用掲示板投稿 1997/12/10 Wed 13:14:16

 #82中村さんの場合は1万出資を3回とみなしていいのかな?。そのう
ち最初の一回が#50の条件に合うので、合計で\142000円の申し出があっ
たことになります。もう少し早くから出資を募れば十分な金額が集まっ
たことになるわけです(どうしようどうしようと右往左往しているだけじ
ゃあダメってことです)。なお、高梨委員長みずから率先して出資を申し
出たことは効果的だったみたいです。
 ところで、足りない分+αは約束通り私が出します(最大8万)のでい
くらぐらい必要なのかを見積もって下さい。つまり、運営委員会として
何をやるのかを決めて下さい。例えば、パンフ制作費や広告宣伝費など
が必要だと思いますが?。
 とりあえず会場費に足りない分を振り込みましょう。

委員専用掲示板投稿 1997/12/11 Thu 13:28:54

 いくら足りないのだろう?。会場予約だけなら2万も出せば足りるだ
ろうが、アドバタイズ(パンフ制作費や郵送費を含む)で1万程度が必要
だろう。というわけで、5万ほど振り込んどいたよ。
 これでしばらく資金的には大丈夫だと思う。

日程の案(1997/12/11)

 上映以外に特に企画はないので準備はほとんど不要。冬コミ以降に効
果的な宣伝方法は少ない。よって、広告宣伝に必要な期間を確保した上
でできるだけ早い方がいいと思う。具体的には、2月中旬以降でできるだ
け早い方がいいだろう。
 もちろん、5月3日でも構わないが、冬コミ宣伝の有効期限が過ぎて
いることは理解しておいたほうがいいだろう。

今日の新井レポート(1997/12/12)

 しかし、この新井レポートは本当に役にたっているのだろうか?

 上映会会場を確保する為にも、申しこみは至急になされるべきです。
資金の集まり具合は如何なものだろうか?。会計状態報告ページがある
といいだろう。

 もうそろそろ冬コミ配布チラシの作成を開始すべきです。できれば「
日程を書き込んで印刷」という状態にまでしておくべきでしょう。
 ところで、どなたが冬コミ配布チラシを作成するのかな?

 成り行きを見るに上映会では上映だけをおこなうようだな。ならば集
客の為の付加価値についてもう少し討論した方が良いだろう。今のまま
では、上映会の魅力はそれほど大きいものではない。

 上映会当日のことを考えれば、委員は互いに顔を見知っておいた方が
いいだろう。もちろん、腕章や名札を併用することも必要だ。

 ずいぶん前から気になっていたんだけど、
 上映会の正式名称と委員会の正式名称は決まってますか?

パーパス、タスク、&ユニットの確認(1998/01/04)

 何かあまり話が進んでないようですね(^-^);。

 まず「何のためにやるのか」の再確認あるいは決定をなさるべきでし
ょう。この認識は委員全員で共有されていなければなりません。

 次に「その為に何をすべきなのか」を計画しなければなりません。例
えば、上映会を行うなら、会場、ソフト、スタッフ、観客などが必要で
す。会場は既に確保済み状態、ソフトは上映品目決定待ち状態、スタッ
フは人員確保済み状態、観客は集客計画段階のようですね。これらの項
目は更に細分化され、それらを効率よく機能させる為に運営に関するタ
スク(例えば会計など)も必要となります。どの時期にどんなタスクが必
要なのかをリストアップして下さい。そして、パス(要するにタスクの
順序。アニメ雑誌で宣伝するなら、その一ヶ月前に投稿しなければなら
ない)を整理して下さい。

 そして「誰がそのタスクを担えるのか」です。まず委員長は受験生で
あるので十分に動けない状態のようです。この状態は3月まで続くもの
と思われます。恐らく、三浦さんも修論の為に同様の状態なのではなか
ろうか?。中村さんや倭夷さんは上映会会場から遠い地域に住んでいら
っしゃるので、引き受けられる役割はいくらか限定されております。委
員各位の可動期間と可動地域を確認しましょう(ついでに希望もとると
良い)。そして、上記のタスクを割り当てて下さい。

 この上記3事項は基本的に委員会が最初に行うべきタスクであると、
私が以前から言い続けてきたことでもあります。現実を見るに、これら
が未だ完全になされていないのは、委員会の意思決定システムに何らか
の不備があることになります。具体的に言うと、数ある議題の重要度と
緊急度を把握&提示し議論の交通整理を行う議長が必要なのにも関わら
ず、そういう人物がいないことが問題ですね。
 何らかの対処が必要でしょう。頑張って下さい。

委員専用掲示板投稿 1998/01/13 Tue 11:11:24

#160.アニメージュの件。
項目10には高梨委員長のを記すのが適切だと思います。

目的と目標(1998/01/20)

> 目的   :るーみっく作品の啓蒙とファンの交流
> 今回の目標:旧ファンの掘り起こし

 なるほど、「目的」は今後の上映会等を含んだ総合的なものであり、
「今回の目標」は第一回上映会でなすべきことというわけですね。啓蒙
と交流の為に掘り起こしというのは、方針の一種として十分に理解でき
ます。

 当初の上映会は、もともと委員が大画面で自分の好きな話を大画面で
観たいから企画されたのであり、一般参加については「一緒に観たいな
らどうぞ、でも費用は少しだけ負担してね」というスタイルでした。し
かるに、議論中途の金銭負担の話で参加者数を増やすことが念頭におか
れたようです。最終的には「啓蒙と交流」というものに落ち着いたよう
です。委員全員がその目的に賛同してくれるように希望しています。
 自分たちがなぜ「啓蒙と交流」を目指そうとしたのか、その理由は常
に心の中に掲げておいて下さい。それこそがファンを導く灯火なのです。

目標の実現の為に…(1998/01/22)

 さて、今回の目標は「旧ファンの掘り起こし」ということですから、
上演内容や宣伝手法もそれに応じて決定すべきです。それでは旧ファン
とはどんな人たちか?
 旧ファンは高齢化が進んでおり、二十代ないし三十代がほとんどです
(余談だけど、彼らは入場料の高低を気にするような年齢じゃないです
よ)。彼らは、ルーミックを単品で愛好していた者とアニメマンガの一
種として愛好していた者とに大別できます。前者は既に一般人としての
生活を送っている傾向があり、きっかけがあれば当時を思い出して興味
を示してくれるでしょう。後者はいまでもアニメマンガ全般に興味を持
ち、ルーミックについては過去の作品の一つという認識がなされている
ようです。なお、「らんま」における旧ファンは、もう少し年齢層が低
く、やや後者の傾向があります。
 「今回の目標」という観点では、どちらかというと前者を主ターゲッ
トに据えたいものです。そして、上映会終了後に「久しぶりに…LDで
も観るか/レンタルで観るか/押し入れから引っ張り出すか/読んでみ
るか/あいつに連絡してみるか」と思わせることが重要です。

ああ、言い忘れてたけど(1998/01/22)

 次回以降も上映会があることを前提にしていることについては別問題
です。今回限りであるならば、今回の目標は必ずしも目的と両立すると
は限りません。

委員専用掲示板投稿 1998/02/04 Wed 11:25:33

 条件付き消極的反対。

 神経質になる必要はありません。KAC事務局に書生論を送ってくる
ファンなぞこの十余年に星の数ほどいます。それに、載るか否かはっき
りしないのは当たり前です。KAC事務局内のWill編集部は上映会委員
会の傘下にあるわけではありません。アニメ雑誌に載るか否かはっきり
しないのと同様ですよ。

 説明にいくこと自体は悪くないが、説明を求められたときにしっかり
と応対ができることが必要です。少なくとも、企画書と当日進行表は用
意しておくべきだし、現KACにとってのメリットを提示できることも
必要でしょう。さもなければ、単なる売名目的のファンとしてバカにさ
れるだけです(そういう実例は少なくなかったので、KACは事務局へ
一般のファンを入れなくなったんだが…)。
 そして、現在の委員会の議事レベルでは上記条件は満たされていない
と思いますので、結局は掲載して欲しいというお願いに終始し、編集部
側も文字数などの諸条件さえ満たしているならば載せたいとしか答えら
れないでしょう。委員会としては掲載してもらうことが訪問の主目標で
すが、現状では掲載確率上昇の効果はあまり見込めないように思います。
 また、それだけの時間があるなら、より優先度の高いタスクをこなす
べきでしょう。委員を集めて会議を行うなどのすべきことがあるように
思えます。そして理由その1の条件をクリアーし掲載確率上昇の効果が
見込めるようになってから、事務局を尋ねるのが良策だと思います。も
ちろんタイムリミットがあるので急がなければなりません。

 掲載の為の提案例。
 掲載の目標はKAC会員に通知することにあるので、それは必ずしも
掲示板コーナーである必要は無し。例えば、イラスト投稿でそのハガキ
内に書き込むのは現在では常套手段となっている。

委員専用掲示板投稿 1998/02/09 Mon 15:20:49

Re:#196
文字数制限ではねられる可能性があります。

委員専用掲示板投稿 1998/02/10 Tue 10:02:21

 確か10日迄には投稿するとか言ってたよね?。簡略版サンプルです。

---
●5月3日9:30-16:30、サンパール荒川(都電荒川線荒川区役所前駅徒歩
2分)の大ホールに於いて「るーみっく上映会(料金600円)」を催します。
 大画面で観るルーミックを大勢で堪能しよう!。

著作権とファン活動のありかたの考え方のサンプル(1998/02/19)

 著作権者の許諾を得ずして著作物を上映することについて著作権法は
いくつかの場合を著作権の制限として規定している。我々が全く違法性
を持たずに著作物を上映するには、第38条1項「公表された著作物は、
営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金(いずれの名目をもっ
てするかを問わず、著作物の提供又は提示につき受ける対価をいう。以
下この条において同じ)を受けない場合には、公に上演し、演奏し、口
述し、又は上映することができる。ただし、当該上演、演奏、口述又は
上映について実演家又は口述を行う者に対し報酬が支払われる場合はこ
の限りではない」の規定によるべきであろう。「いずれの名目をもって
するか」には当然として入場料も含まれる。
 さて、我々が上映を行うに理想的には以下の立場を採るべきであろう。

 1.上記の通り無料で上映会を行う。

 しかしながら出資者はある程度の額の返還を期待して出資したもので
あると推定すべきであり、料金を無料にするならば我々も相当額の負担
が求められるだろう。

 ところで、著作権法は親告罪であるから、著作権を保有する者が黙認
している限り問題は発生しない。少なくとも高橋留美子作品に関しては、
著作者らが黙認してきたのが実状である。そこで、

 2.黙認されることを期待し、経費相当額だけの回収を目的とした料
  金設定をもって上映会を行う。

 たかだか数十人、多くとも百数十人程度の集会に目くじらを立てられ
るとは思えない。黙認されやすいように、名目を上映会ではなく交流会
として上映がメインでないとするのも手であろう。
 もちろん、ある程度の規模を超えればやはり黙認されるわけにもいか
なくなるだろうが、何かあるとしたら、よほど大風呂敷を広げて宣伝し
た場合ぐらいだろう。つまり、著作権者側が立場上無視できないような
場合などである。そうなれば、

 3.著作者の許諾を得て、経費相当額だけの回収を目的とした料金設
  定をもって上映会を行う。

 当文書の冒頭で「著作権者の許諾を得ずして著作物を上映する」と記
してあるとおり、著作者側の許諾があれば実は問題ない(このことは著
作者側も知らないケースが多い)。その許諾が得られない場合には、

 4.著作物使用料として相当額の補償金を支払うことができるのであ
  れば使用料を支払った上で、経費相当額だけの回収を目的とした料
  金設定をもって上映会を行う。

 そのための著作権使用料金の規定である。なお、使用料算定にあたっ
ては「上映会と銘打っているが実体はファンの交流会でありBGVとし
て使用する」という位置づけで算出して貰えるように交渉してみてもい
いだろう。
 それでも支払いきれない額であれば…。

 5.名目上は料金無料の上映会を行う。

 例えば、カンパ600円程度をお願い致しております。という形にし
て著作物提示の対価の形式にならないようにする。協力者募集の形態で
費用は全て主催者が出しており、一般参加者は無料であるという形式を
とる。この形式に対して著作権者が黙認せざるを得ないような状況はま
ず起こりにくいだろうが…それでもダメなら

 6.上映会を中止する。

 あるいは、

 7.確信犯で上映会を強行する。

 しかないだろう。


 著作者側との交渉にあたっては、自分たちは決して営利目的なのでは
なく剰余金は出資者へ還付し主催者である我々には一円も残らないこと、
現状では出資者への還付も全額還付の見込みはほとんどないこと、我々
は高橋留美子作品啓蒙を目的としておりこの活動は著作者側にもメリッ
トがあること、場合によっては交渉や支払いの存在を秘密にする用意が
あること(つまり前例化しないこと)などを伝達すべきであろう。
 著作者側との交渉では、礼を尽くし、あくまで我々はお願いに上がる
という立場であることを忘れてはならない。

 今までの各雑誌等への投稿については問題ないでしょう。雑誌社は、
我々が既に使用料を支払ったか否かを知る立場にはありませんしね。
まあ、確認の連絡ぐらいは入るかもしれませんが…。