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KACのファンサービス 1998

 『うる星』についてKACに文句を言う人は少なくないようだ。「もっとファンを大事にしろ!」。
 確かに、KACはオフィシャルのFCとしてはやはり世界最大のものであることにはかわりない。しかし、KACもまた慈善事業ではないことはいうまでもない。したがって、KACへの提案は「ファンの為に」だけではなく「どれだけの利益があるのか」もあわせてなされるべきだろう。

 昔はファンサービスが十分に利益につながっていた。そして、その利益幅が薄くなっていった時代において、つまりKACの初期の数年間において、KACは十分に『うる星』に対する義理を果たした/敬意を表したと、私は考えている。それに当時の事務局スタッフの人たちも今ではほとんど残っていない(うる星FC事務局にはときどき遊びに行ってました)。そんな事務局に十年以上前の話を持ち出してもしょうがないよ。

 しかし、絶望してはならない。逆に言えば、十分に利益が見こめる環境になればKACは大々的に『うる星』を扱うようになるのだ。そしてそのシナリオのトリガーは『うる星』の再放送と『犬夜叉』のアニメ化にある!。



解説

 1998年春の文書です。
 KACが存在しているうちに犬夜叉がアニメ化されたとしても、KACというファンの受け皿が存在してしまっているが故に、新たにルーミックFC又は犬夜叉FCが発足することはないでしょう。でも、KACはしばらくはファンを大事にしてくれると思いますよ。
 …もしKACが解散した後に、犬夜叉がアニメ化されたならば、その甘い汁を吸うためにどこかの企業が寄ってくると思いますよ。金になるうちはチヤホヤしてグッズを売り出したりイベントなども催してくれるだろうけど、いつかは容赦無く見捨てられるでしょう。これはこれで一つのシナリオですが…。
 結構な難問なんですよ。これは…。