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熱電撃 19991119

 素朴な疑問。電撃においてラムちゃんがコントロールできるのはどのような物理属性だろう?。中高生レベルだが「電圧E=電流I×抵抗R」にあてはめて考えることができそうだ。これらの属性の一つをコントロールできるものと仮定しよう。
 ラムちゃんは電撃を撃つことができるので、ターゲットや経路の抵抗値を変動させる方法ではないようだ。次に、電流量を制御できるとしたら、わざわざ高圧電流を吸収したりすることもないだろうし、コンデンサ状態になることもない。とすると普通に電圧を制御できると考えるのが妥当らしい。
 電撃は指向性を持っているので、自分自身の電圧だけを制御できるわけではない。どうやら、その電位差は自分自身から電撃目標方向に向かってもっとも急激になるように設定できるようだ。対象自体でないのは電撃が必ず命中するとは限らないことが理由としてあげられる。

 電撃と熱電撃の差異はどのようなものだろうか?。ラムちゃんの電気容量には限界がある。コンデンサに溜まっているポテンシャルエネルギーは一定なのだから、その放出されたエネルギーが熱エネルギーに変わったとしてもそれは一定であるように思える。ところが、電位エネルギーのすべてがターゲットにおける熱エネルギーに変わるわけではない。熱電撃は効率よくターゲットが発熱するようにした電撃であるに違いない。
 ところで体感できる熱というものの量をできるだけ大きくしたものが、経験的な意味での熱電撃という考え方もありそうだ。弁天がそれを勘違いして「熱電撃」と言った可能性もないわけではない。
 寒い場所でラムが体表面に電流を流して暖まるのも熱電撃の一種だろう。