『うる星mk2』 19991228

リメイクされたアニメ、例えば『ドラ○もん』など、の初代に対する熱烈なファンが「リメイクは初代の良さが失われるから嫌だ。声優が代るのも嫌だ」と主張し、結果的にリメイクされなかったならばどうなっていただろうか?。答えは簡単だ。初代は一部のファンたちだけが愛好するマニアックな作品として歴史の1ページに記されるだけの作品に終わってたことだろう。そのようにして初代だけで歴史に埋もれていったアニメのなんと多いことか。

『うる星』についても同様の考え方が適用される。再放送だけではいつの日にか歴史に記されたアニメの一つになってしまうかも知れない。もちろんそれはそれでクラシック音楽のごとく愛好されるだろうが、残念ながらブレイクすることにはなるまい。

初代とリメイクとは異なるのが当たり前だ。それぞれに長所と短所がある。リメイクは新しいファンを生み、初代を啓蒙する良い機会になる。初代の長所が失われるという理由で、リメイクの長所の芽をつぶすべきではない。初代と同じ声優を採用することはリメイクの可能性を低減せしめるものだ(年齢や予算的な問題が理由だ)から、新しい声優や音楽の採用も十分に予見(覚悟又は期待)すべきだろう。

私は、リメイク『うる星mk2』制作に賛成する。例え、それが日本語版でなかったとしてもだ!。『うる星mk2』の出来は『うる星mk1』の名声を貶めるものではない。そして『うる星mk2』の出来に関わらず、私は『うる星mk3』にも賛成するだろう。ついでに言えば、私は愛好活動としてイベントを専攻してるので、リメイクで新たに声優や歌手が増えることはイベント開催の機会を増やすことになるだろうとも考えている(笑)。

友人「新井さん、外国でリメイク版が大ブレイクしてイベントが開催されたら…」

新井「こんなこともあろうかと、パスポートや必要なものは用意してある」。

果たして、2000年代の『うる星』はどんな形になるのだろうか?