ファンサイトの将来 20000430

十数年前ぐらいからだろうか、同人誌活動において全体的に、「同人誌を作成したので同人誌即売会に参加する」というスタイルから「同人誌即売会に参加するために同人誌を制作する」というスタイルへの変遷が見られるようになってきた。現在の若手のファンから見れば当時の同人誌はものすごく濃いものに見えることだろう。

WWWサイトにおいても同様な現象が発生し得る。つまり長期的には、誰でも簡単に作成できるコンテンツが主流となるのだ。芸才のあるファンはファンフィクション(イラストや創作ストーリーなど)を、そうでない人たちは感想やデータ編集などを、サイトで公開することとなるだろう。日記や自己紹介やリンク集などはどのサイトも共通して持つと思われる。

最終的には、投稿やアーカイブを扱う半公的なサイト、独特のコンテンツを持つサイト、個人の自己紹介的なサイト、の3パターンに分類化されていくと予想している。