留的な弱者 20000716

少年「昔からのファンたちは、若いファンたちのことを見向きもしない。恵まれた彼らは自分たちだけ楽しんでいる。彼らが1980年代のことを話すときには、我々が参加していないところで話すし、参加させてもらっても我々には分からない話ばかりする!」。

新井「ならば、彼らはいつどこで誰と1980年代の話をすればいいのだね?。それに、彼らは君に対して1980年代の話を禁止しているわけでも強制しているわけでもないぞ。それとも君は彼らに対して2000年代の話もするように強制するのかい?。その行為はあたかも、彼らが君に対して1980年代の話もするように強制するのと類似したものだよ」。

少年「強い者が弱い者にあわせるべきです」。

新井「強者が弱者にあわせることは確かに強者の自由だが、強者には弱者にあわせる義務はないよ。もちろん、弱者にあわせることを法的根拠もなしに強制することもできはしない」。

少年「法律的にはそうかもしれませんが、人情的にはどうなんですか!」。

新井「もし君がそう主張するならば、君が今までに自分より弱い者にどれだけあわせてきたのか教えてくれ。もちろん、できることとできないこととがあるだろう。君が最も弱い者でないかぎり、君にできたことが全く無かったとは思えない。もっとも、私だってそれほどたいしたことをしているわけではないがね(苦笑)」。

類題と回答例

生徒「週刊少年サンデーを毎週購読している大人たちは、サンデーを購読できない小学生たちのことを見向きもしない。恵まれた彼らは自分たちだけで楽しんでいる。早く高校生になってバイトして犬夜叉を読みたいよぉ!」。

新井「…そのころには連載が終了してます。うちにくれば見せて差し上げます。コンビニで立ち読みすることをおすすめします。あるいは本屋の店員と仲良くなるのも手でしょう。私はそうしてたよ(当時はコンビニなんて近所になかったしな)」。

会社員「WWWでファンサイトを公開しているファンたちは、WWWアクセスできない人たちのことを見向きもしない。恵まれた彼らは自分たちだけで楽しんでいる。それに、多くのファンサイトは携帯電話やテキストブラウザや古いブラウザなどで閲覧する人たちのことを無視している!」。

新井「私はWWWサイトはファン活動の一種でしかないと考えています。実際に私の場合は、WWW外での方が有名かもしれません(苦笑)。この卓上打算機は、IE2やNN3やテキストブラウザでも閲覧することができます。容量さえ許せば携帯電話でも閲覧できるでしょう。要望が多ければ、サイズの大きいファイルを分割する用意もあります」。

盲学校生徒「健常者たちは、我々盲人のことを見向きもしない。恵まれた彼らは自分たちだけで楽しんでいる。犬夜叉も早くアニメ化してもらいたいものだ。そうすれば音だけでも楽しめる」。

新井「私にできることがあればやります。私だって病が進行すれば数年以内に失明するのですから…(おぃ。アニメは音声だけでも楽しむことができるので強くアニメ化を支持しています。ちなみに、この卓上打算機は音声ブラウザに対応してます」。

アジア在住の農夫「日本のファンたちは、日本語を学ぶ機会すら与えられていないファンたちのことを見向きもしない。恵まれた彼らは自分たちだけで楽しんでいる。日本のファンたちは、発展途上国在住のファンたちにレベルをあわせたファン活動も行うべきだ!」。

新井「そういうファンが存在することは理解している。残念ながら、私にできることはそれほど多くない。せいぜい、サイトの英語化と、翻訳サイトの紹介ぐらいだ。私には、より優先すべきことが他にたくさんある」。

地方公務員「都会に住んでいるファンたちは、田舎に住んでいるファンたちのことを見向きもしない。恵まれた彼らは自分たちだけ楽しんでいる。田舎から即売会に参加するのは難しいし、地方では必ずしもアニメが放映されるわけではない!」。

新井「コンベンションが都会で開催されることが多いのは単に数の論理(民主的判断ともいう)の問題でしょう。わずかな人の為に僻地で開催するメリットはありません。『犬夜叉』ファンを増やすという観点では全国ネットでのアニメ放映がもっとも効率的であると思うので、そのような目的においては他の選択肢よりも優先させて考えるべきだろう」。

異星人「地球のファンたちは、ルーミック作品に触れる機会すら与えられていないファンたちのことを見向きもしない。恵まれた彼らは自分たちだけで楽しんでいる。もし地球各国の政府が我々のことを無視し続けるのであれば、我々は侵略戦争をしかけざるを得ないだろう!」。

新井「私のところにいらっしゃい(笑)」。

追伸

新井「この回答例を公開するのはあまり気が進まなかった。これだけのことをしてあげているという驕りだと勘違いされるのは嫌だし、自分がこれだけのことしかできてないことを公開するのも情けない。…弱者に優しいことは大事なことだけど、それは弱者に迎合することではないし弱者を甘やかすものでもない」。