ファン活動において「原作」という語句は一般に、マンガの形態であるところの作品を意味して使用されている。しかるに、私は、それらの作品を敢えて「原作」ではなく「マンガ」と表記することにした。この理由を簡単に説明しておこう。
要するに、高橋留美子先生が将来において「原作付きマンガ」を執筆する可能性を考慮しているのだ。例えば将来的に、夏目漱石の小説『我が輩は猫である』を、高橋留美子先生が同タイトルでマンガ化(コミカライズ)したとしよう。この場合、「原作」とい語句は夏目漱石の小説に対して適用されるべきものだ。