マンガの読み過ぎです 20020801

「マンガの読み過ぎです」「アニメの観過ぎです」「ゲームのやり過ぎです」などなど。これらの台詞を保護者から言われたことはありませんか?。 これらの台詞は、「他に為すべきことがあるにも関わらず趣味に興じることを諌める」だけでなく、しばしば「単一の価値観によってのみ感化されることを防止する」という意味合いで用いられています。

なるほど、「人間は死んでも生き返ることができる」というような誤解は、(ペットを飼わないことや核家族化で、「死」というものを実感し辛くなってきていることもありますが)確かに「ゲームのやりすぎ」に大きな原因があるように思います。生命の軽視は社会的に正しくないことだとされていますので、保護者が文句を言うのも当然のことでしょう。

多感な時期には様々な価値観にふれるべきです。その為に例えば、新聞を読んだり、様々な人々と交流したりするのです。たまには専門外のことに触れてみるのも、なかなか面白いものですよ。

ところで、これらの類題として「天国や地獄を信じること」や「輪廻転生を信じること」がある。「宗教のやり過ぎ」という問い掛けに対する回答を持ち合わせている保護者はどれだけいるものだろうか?

Satoshi ARAI ( arai@luminet.jp )