雇い主が変わった朽縄は種彦を始末し、貂子たちに「帰っていい」と言う。摩緒から「華紋さま」と呼ばれた朽縄は摩緒のことを思い出す。かつて屋敷が燃え落ちた日のことを摩緒は華紋(朽縄)に尋ねるが、逢引で屋敷にいなかった華紋は「知らない」と答える。
帝都から離れる為に芸人一座に戻った百火は、人に化けた妖たちが西から来るのを見て帝都に引き返す。
第28話の描写から「朽縄は契約は守るが善悪を意に介さない独善的な兄弟子」だろうと予想してましたが、だいたい合ってたように思います。自分が見たものしか信じないという我が道のみを行くタイプのようです。ただ、偽名を用いてた理由も摩緒を思い出せなかった理由もあまりにあっさり流されたように感じました。百火の話に続いてこの話も兄弟子の顔見世ということなのでしょう。