KAC春の祭典

概略

通称
「春の祭典」
内容
うる星やつらTVベスト3上映、ミニコンサート、ゲーム大会、ファンの主張、マニアクイズ、シンポジウム、珍グッズ展示。
ゲスト
千葉繁、成清加奈子、松永夏代子、瀬戸口さゆり、落合茂一、河南正秋昭、吉永尚之、鈴木行、向後、他。
公演
  • 1987年03月21日(土)#1回:東京:北の丸公園科学技術館
  • 1987年03月22日(日)#2回:東京:北の丸公園科学技術館

レポート

場所が場所だけに徹夜並びはみんなで自粛。

会場内部は大きく3つのブロックに分かれていた。TVシリーズベスト作品の上映、ゲストらによるミニコンサートとゲーム大会、TVシリーズ制作者とのシンポジウム及びグッズ展示会などが行われた。

上映会は意外にも盛況であった。ビデオも普及したとは言え、まだまだ上映会の存在意義は少なくないようだ。私はせっかくのイベントだと思っていたので、上映会は場内の様子を軽く眺めるだけにした。上映は「ダーリンのやさしさが好きだっちゃ」と「死闘!あたるVS面堂軍団」。

ステージではゲストらによるミニコンサート。しかし、このブロックは狭いので多くのファンがあぶれてしまった(気の毒に)。会場には座席がない。よって自動的に鮨詰め&総立ち!。ステージが低かったこともあり、握手の嵐となった。非常に盛り上がった。クイズ大会では、大判セルや絵コンテやシナリオなどが商品だった。これまた大いに盛り上がる。

シンポジウムではかなり突っ込んだ質問が飛び交う。落合プロデューサーが、『劇場版パート5』は原作の『ボーイ・ミーツ・ガール』に変更することを告げると、会場内は大パニック。映画だけはずっと作り続けてほしいという意見が出る。

うる星博物館の内容はなかなかのもの。面白いものとしては、NTTのテレホンサービスの「ハレー彗星を追いかけろ」が聞けるというもの、LD50ジャケット展示、などがあった。

Satoshi ARAI ( arai@luminet.jp )