MM6月号、大久保尚徳氏の意見に関して。
植物人間って知ってますよね。死ぬこともなくただ生きているだけ。ただ、ここで言えるのは、生きている限り、不名誉な死をとげることはないということです。アニメも完結しなければ、植物アニメとなるのは言うまでもありません。ただ完結といっても、有終の美を飾るか、有終の醜を飾るかによって大きく違います。醜よりは植物、植物よりは美。アニメはすでに死に時を逃しています。現実問題で、死に場所は「パート5」にしかないようです。有終の美を飾って欲しいと思います。
KAC会報ムーブメント(1987年08月号)掲載
「パート5」か「完結編」かの論議。無理に延命すると醜い死を迎えることが予想できたので、完結すべきと主張した。この文章のおかげで、対立していた復活署名サークルの会報でコラム「新井を斬る」などが掲載されたそうな(笑)。
この頃のファン同士の普段のコミュニケートは(イベントやお茶会などを除けば)文通がメインだった。当時の文章投稿常連のほとんど(誇張無し!)と知り合いになれたのは今にして考えればものすごいことだ。彼らも私も共に筆まめゆえに成立した交流だった。イベントで出会えたときは感激したよ。