現在のところ首都圏において週刊少年サンデーは水曜日発売である。ところが流通その他の理由で火曜日に店頭に並んでいることも少なくない。これらは早売りサンデーと呼ばれ、早く読みたいというファン心理に働きかける。
さて、ここで考えて欲しいのは、火曜日に読むということは水曜日の楽しみを先取りしているだけにすぎないということだ。毎週、早売りを読んでいる人は、火曜の夜に「次は7日後か…」と思うのだろう。これは水曜に読む人が水曜夜に「次は7日後か…」と思う気持ちと大差ない。
基本的に、いつ読んだって中身は同じだ。
無理なく早売りを入手できるならばともかく、わざわざ無理してまで早売りを求める必要はないだろう。えっ?、それでも読みたいって?。他のファンより先に読みたいって?。もちろんそれはそれで悪いことじゃないから御自由に。ただ「次は8日後か…」となるだけの話だ。
友人「新井さん、どこ行くの?」。
新井「早売りサンデーを買いに…」。
友人「だって…」。
新井「ふっ、入手できるのに読めないというもどかしさを味わいたくないのだよ」。
友人「?」。
新井「毎週火曜に読むことは毎週水曜に読むことと同じようなもんだと言っただろう」。
これもまた真なり?