撮影は応援手法の一つでもあると言うと意外に思う者も多いだろうが、確かに撮られることを喜ぶ出演者に対しては応援手法として成立する。しかし当然ながら、嫌がる出演者も数多く存在するのである。また、あのフラッシュは会場にいる者にとっても実に迷惑である(私はあのフラッシュ光が嫌いだ)。さらに、写真を暴利で売買する事例もしばしば耳にする。これらの行為がイベント活動家全体に迷惑を及ぼすことも有り得るのだ(そもそも撮影禁止イベントで撮影することは主催者や出演者らに対して迷惑千万である)。いわゆるカメラ小僧の諸氏には大いに反省して頂きたい。
経験的に、イベント活動家は応援派と撮影派とに大きく分類される。トラブルを起こす者は後者が多い。これは、両者の目的意識の相違が原因であろう。互いの価値観を尊重することは大事なことであるが、これは必ずしも相手の主張をそのまま認めるものではない。カメラ小僧の価値観に対してはそれなりに理解するが、その反規範的な行動に対しては大いに反対する。