1995年１月のイベントで配布されたチラシに書いた文章。
我々は高橋留美子系イベントに参加し続けている集団でルミネットと呼ばれているものです。その目的は主としてイベントを楽しむことにあります。とはいえ、長い歴史を持つ我々も、その多くは引退してしまって往年の戦力には及ぶべくもないのが現状です。情熱あふれる若いファンもあまり見られなくなった現在に、このまま老兵は消え去るべきなのでしょうか。
価値観が多様化しているとはいえ、イベントに参加する誰もがイベントを楽しみたいという共通の目的を持っていると我々は考えています。イベントを盛りあげることができるのは出演者や親衛隊だけではありません。初めて来場した一人の参加者だってその情熱を表現することができるのです。イベントとは、周囲の迷惑にならない限りその情熱を許容する場でもあるのです。さあ、座席に着いたら想像してみて下さい。「自分の周りの人が盛り上がったならば自分も盛り上がりたい」と周りの人も誰もが考えていることを。
さあ、全ての参加者よ、過去の亡霊たちに遠慮することはない。自由に手拍子を打つも良し、自由にサイリュームを振るも良し、自由にコールを掛けるも良し。その情熱がいまだ健在であることを示してくれ！。
追伸。４００本のサイリュームを無料配布する準備があります。これは応援を強制するものではありません。第１回公演に使うもよし、第２回公演に使うもよし、持って帰っても構いません。所詮、過去の亡霊たちの自己満足なのです。使用方法は樹脂の内側にあるガラス筒を割るだけです。ときどき「ハズレ」もありますが、どうか御容赦ください。
コール表などは省略。このチラシと共に400本のサイリュームを無料配布した。東京会場の客席全体に緑の蛍光が散らばっていた光景を想像してください。それはもう美しいものです。