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新井の9月のお茶会

 昔は、気軽に見知らぬファン同士が知り合うことが今よりも難しかった。年に1〜2回しか開催されないイベントや、現在ほど一般的ではなかったコミケだけでは、なかなか出会いも生まれない。インターネットがこんなに普及するなんて夢だった時代だった。そこで、ファンが新しい人たちと出会う為にやった方法の一つが「ファンと出会う場を自分で作る」というものだ。しかし、実際にファンを集めるとなると、どうしても大袈裟なイメージになってしまう。ところが、1985年秋に『了子の9月のお茶会』が公開されると、「お茶会」を催すファンが増えてきた。「お茶会」なら気であり、なによりも個人でも主催できるイメージが強いからだ。
 私もたまにお茶会を開催している。昔馴染みだけの小さなものや、インターネットで知り合った人たちを招くものなどなど。

 この秋にもお茶会を開催してみた。
 場所は新井館の朱雀間(15畳)。9月14日22時〜翌朝。雨や仕事でキャンセルが出たものの結局参加者は7人+1人。参加費は18歳未満は10円、以上は1000円ぐらい。うる星ビデオの鑑賞会、そして食事会の後は、ツクダのボードゲーム「買い食い大戦争」。史実通り(?)に岩波先生はじぱんぐでKOされ大爆笑。3時過ぎに睡眠。翌朝は紅茶を楽しみながら朝食会。湿気&時間の都合により、6年ぶりにの新井コレクション(それほど数はないけど、重要文化財級アイテムもあります)、の虫干しは一部だけしかできませんでした。