サイトの差別化 20000202

ここ数年と同様に今後しばらくはWWWアクセス率は増加していくものと予想される。もしファン数がほぼ一定であると仮定して思いきり単純に考えれば、ここ数年と同様に今後しばらくはルーミックサイト数がアクセス率に比例して増加していくはずである。しかし、実際には必ずしもそうはなるまい。なぜなら、既に存在するサイト数が抵抗値として機能するからだ。簡単に言えば「既にあるから新設の必要なし」という理由である。

WWWサイトという形式でのファン活動はコンテンツを介して行われる。コンテンツは創作コンテンツと情報コンテンツと交流コンテンツといったものに大別される。特に、交流コンテンツや情報コンテンツは他のサイトとの差別化をしっかり行わなければ有効に機能しまい。ユニークな情報を発信できないサイトはやがて開店休業状態に陥ることだろう。

一般的なWWWアクセス可能なファンが定期巡回できるサイト数はせいぜい十数といったところだ。そして彼らは、多くのファンにアクセスされている著名なサイトにより多くアクセスする傾向がある(その分散値は同人誌活動における分散値よりも遥かに狭い!)。サイト設立者はこの集中傾向をしっかりと理解しておいたほうがいいだろう。