今日は『犬夜叉』単行本14巻の発売日。
さて、『犬夜叉』世界のモデルとなった時期と場所について、既に自明であることをまとめてみよう。
戦国時代の関東地方であることに間違いはない。現代の日暮神社が東京に存在すること、骨食いの井戸の位置は不動であること、何よりも登場人物らの台詞などから、武藏の国(ちなみに武藏の国と東京都とはに厳密に地理的一致するわけではない)及びその周辺が主なモデルのようだ。山がちであること(海はまだ描写されていない)や村から3日という表現(当時の交通事情も考慮)などから武藏の国の中でもやや西よりのエリアが中心となっているようだ。作品中の描写から推定するに、どうやら四魂の玉の飛散距離はせいぜい徒歩3日程度までらしい。
モデルとなった時期についてもう少し考えると、第1話「封印された少年」における村人の台詞「また戦かのう」という台詞から、この村のあるエリア(武藏の国の西部)は何度か戦に巻きこまれたことがあるようだ。そして、甲斐の国において、尾張の織田信長が既にそしてまだ「大うつけ」と評価されていた時代のようだ。およそ、西暦で言えば1555年〜1565年ぐらいだと思われる。
現代編についてはまた後日に論じよう。