電子情報管理システム紹介 20000529

多くのファンサイトでは使用しているシステムの紹介が行われている。そこで私もシステムを紹介してみた。

過去に使用した機種たち

学校や会社などから貸与されたものを除く。ポケコンやPDAや周辺機器も除く。

NEC PC-9801F2
NECの98シリーズの2代目。5インチ2DDのFDDを2台搭載した16ビットマシン。増RAMやプリンターや内臓HDDや外部ドライブやモデムなどが拡張されていった。
1984春。初めて私が本格的に使用したパーソナルコンピューターである。当時の購読書は「POPCOM」や「TheBASIC」であった。マシン語やBASICやMS-DOSなどをこれで勉強したものである。CGソフトを自作し、ラムちゃんを描いたりした。もちろん数多くのゲームも遊んだ。最初に遊んだゲームは「信長の野望」だったと思う。後に私が(株)光栄に勤務することになるとはまったく予期していなかった(笑)。
既に粗大ゴミとして処分済みだが、CPUだけは外して記念に残してある。
NEC PC-8201
PC8001を携帯化したものをイメージすれば分かりやすいだろう。もちろん互換性など無い。色はワインレッドのものだった。
このPC8201は家庭と高校とで使用するために購入した。ある意味で初のモバイルPCであった。16KBのSRAMを駆使し、ゲームや音楽を作成して遊んだ。また、シリアル通信によるデバイス制御なども試したことがある。
高校卒業後、在籍していたクラブに寄贈した。
NEC PC-9801CV2
ディスプレイ一体型の9801である。内臓HDDなどを拡張。
PC9801F2改ではいわゆるVM以降対応ソフトが稼動しないので、ゲーム用に購入した。実際に、ホビー&ニフティ専用機として使用された。デザインが気に入っている。キーボードだけは、慣れ親しんでいたF2のものを流用していた。
後継PCを購入した後に、誰かに1万円で売却した覚えがある。
NEC PC-9801NS/40
32ビットの98ノートである。
「大戦略4」でさんざん通信対戦したものである。このマシンで卒業論文が書かれ、それが最後のお役目となった。
NEC PC-9801TS5
可搬性のあるデスクトップPCである。カラー液晶ディスプレが標準装備されていた。
PC9801CVではパワー不足だと感じるようになったので、中古で購入した。銃戦車をイメージさせる設計思想が気に入っていた。液晶の残像がいささか気になるので、アクションゲームはあまり動かさなかった。
友人に3万円で売却。
EPSON PC-486PT
いわゆる「鶴ノート」。ペン入力タイプ。今でいうところのPDAに相当する機能を持っている。
実際にPDAとして使用していた。
ThinkPad220購入後に、知人に3万円で売却。
IBM ThinkPad220
頑丈なボディのThinkPadである。
「鶴」の後継機として購入。モバイルDosマシンとして使用した。
Vaio-PCG-C1の購入後、ずっと引き出しの中で眠っていたが、2000年5月にネット競売にて売却した。なぜかプレミアがついて37000円だった。
Gateway P5-120
いわゆる「牛」。
1995年に購入。命名Merry。すぐにWindows95にアップデート。内部パーツを入れ替えながら使用し続けている。現在のマザーボード&CPUは3代目である。現OSは、Windows98やLinuxなどをリムーバブルHDで切り替え。
ケースだけは今でも現役、しかも牛柄(笑)。現在は、M/B=P2B-B、CPU=Pentium2(350MHZ),RAM=SDRAM128MB、Video=MATROX g400 dualhead(agp)‖sound=SB16(ISA)、FDD=3mode(A:)、HDD=IDEを2台(リムーバブル(C:)と内蔵(D:)、CD=1台(F:)、CardDoc(ISA,Type2=5インチベイに2slot)、USB(5インチベイに4port)、Modem=56kbbs(PCI)、Printer=EPSON lp800s‖keyboard=ナチュラルキーボード 又は 106ミニネーボード‖mouse=PS/2、などなど。FANや電源も改装済み。ディスプレイにはアップスキャンコンバーターも接続されており、TVやビデオを見ることもできる。すべての音声出力はMDコンポのライン入力に接続されている。
SONY Vaio-PCG-C1
初代「めだまバイオ」。デジカメ搭載。専用CDドライブも有り。
1998秋に購入。命名Beholder。モバイル用に購入したがバッテリーの持ちの悪さから、あまり持ち歩かなくなった。冬場は布団トップとして事実上のメインマシンとして使用されていた。
2000年5月、デジカメとWinCE機と携帯電話の導入に伴うシステム改装にて、情報管理システムから削除された。性能的には十分に現役可能なので、売却を検討中。
HP Jornada 820
ヒューレットパッカード社のWinCE機。
TP220もバイオC1もモバイルにはいささか使いづらい。しかしながら、やはり外出時用のエディターは必要である。起動速度、キーボード、バッテリー、入手価格などの条件で選んだのがジョルナダ820である(日本語さえちゃんと対応していれば「PSION7」にしてただろうに)。余分なアプリは載せないと割り切っているので、対応アプリケーションの少なさは気にしていない。要は、エディターとFTPとブラウザーとメーラーとPIMと同期さえ稼動すれば構わないのだ。
その他、Junkマシンが多数
ケーブル対戦やLANを組んだりして遊んだものだ。

欲しかったもの

NEC PC-100
当時にしては進んだ設計思想であった。縦長のディスプレイも新鮮であった。しかし、98シリーズが世を席巻していた当時では、やはり消えゆく運命にあった。確か、京セラのOEMだった。
NEC PC-98HA
ハンディ98。A5サイズの小さな98。CPUはV50であり、98LTの流れを汲むマシンであった。もし、他の98シリーズと互換性があったならば、大ブレイクしていただろう。「鶴」やTP220を購入するときに、中古のハンディ98を探したが、みつからなかった。残念なことだ。

システムの再構成

携帯電話の導入に伴い、自分の情報管理システムを再構成することにした。その際に留意したことは「バイオC1」を外すことである。

過去のマシンをみてもわかるように、私が欲しいのは携帯エディターである。重視すべき要素は、画面サイズとキーボードとバッテリーである。なんらかの手段でWindowsマシンとのテキストデータのやりとりができることも必要だ。また、起動&終了速度とタフさも要求仕様にいれる。いわゆるモバイル通信やPIM機能はなくても構わない。PIMについては、DataSlimを使用しており、これで十分だ。メール&ブラウザについても、別に小型の専用端末を購入すればいい。

こうして考えると、選択肢は非常に広い。最新型のマシンである必要性はまったくないのだ。DOSマシンだって構わない。いろいろ調べてみると、画面&キーボードの要求を満たすDOSマシンは、どれもがバッテリーの観点で魅力に欠けている。起動速度とタフネスさでWindowsマシンも候補から消える。ザウルスやPalmやメール端末はキーボードの観点で選択肢から消去。PSIONとWinCEとが候補に残った。

ヨーロッパにおけるPSIONは、アメリカにおけるPalmのように、非常に広く普及している。しかし、日本語化されてないので日本においては非常にマイナーなマシンである。個人的意見だが、PSIONのマシンは、HP社のハンドヘルドであるJorunadaとコンセプトが似ているように思う。Psion3や5はjorunada680に相当し、Pnsio7はjorunada820に相当する。Psion7は非常に魅力的だが、日本語環境にまだ不安が残る。

残ったのは、ハンドヘルドのWindowsCE機である。使用可能なアプリケーションについては割り切っているのでCPUにはこだわらない。結局、DataSlimに対応していることと入手価格とを考慮しJornada820にした。

稼動中のシステム

基本的には「GW2K改 Merry」を母艦とする。接続用コネクタだらけの改装は伊達ではない。「HP Jprnada820」とは、シリアルケーブル、ATAフラッシュカード、「CITIZEN DataSlim(命名Yumi)」などで情報の同期が行われる。「DataSlim」はそのままPIM情報のバックアップとして機能する。また、携帯電話「C303CA」のデータは、母艦によって管理される。デジカメ「FUJI Clip-It80」はスマートメディア変換アダプターを介して母艦にjpg画像を渡すことができる。

WWWサイトは「Merry」によって管理されている。