君は許容されてますか? 20000718

ファンであることを周囲に許容させること周囲に作品を理解してもらうこととは基本的に別の話だ。確かに、周囲が作品を理解すれば、君がファンであることは許容されるだろう。しかし、周囲に作品を理解してもらう為には、君がファンであることが許容されていなければならない。考えてもみたまえ、君がファンであることを許容しない人々がどうして作品を理解してくれるというのだ。

例外は、周囲の人が「君の説得によらずにたまたま自主的にファンになる場合」だな。はっきり言うが、許容されていない状態の君が説得するよりもましだ。

さて、君がファンであることを周囲に許容してもらうにはどうすべきか?。

まずは、ミクロレベル(個人のレベル)を考えよう。そもそも、ファンの周囲の人たちは君がファンであることを何故に許容しないのか?。周囲の人たちは君がファンであることをどのように受け止めているのか?、君がファン活動することによって周囲に迷惑を掛けていないか?、ファン活動によって家族や学友や同僚との交流などを犠牲にしていないか?。もしこれらに心当たりがあるならばその原因を除去すればいい。もし君が家庭や社会の一員として立派にやっているならば、例え周囲の人たちがルーミック作品を理解していなくとも、君がルーミックファンであることは十分に許容されるだろう。

もし、周囲が偏見によって許容を行わない場合は、その偏見を除去する必要がある。よく聴きたまえ、「偏見が悪い」と叫び続けるだけでは問題は解決しないのだよ。まずは「周囲の見解がどのようなものであるか」を調べるとよい。そして、その見解が本当に偏見であるならば、そのことを周囲が理解できるような論理で説明しなければならない。もし、その論理を示すことができないのであれば、君の方が考え違いをしているのかもしれない。

いくつかの場合、偏見(良いものも悪いものも)はマスコミを通じた報道によって形成される。マクロレベル(社会のレベル)では「マンガやアニメのファンたちに対して社会が抱いているイメージはどんなものか?」がポイントだな。ステレオタイプ的な偏見は、比較的簡単に除去することができるだろう。近年では、過去のような悪いイメージはほとんどないのが幸いだ。

くどいようだが、この話は「周囲に作品を理解してもらうこと」ではなく「君がファンであることを周囲に許容してもらうこと」だ。くれぐれも勘違いしないでくれ。

なお「周囲そのものを変更する」という選択肢もあることを付記しておく。具体的には、独立したり引越したりするということだ。