凸凹ペア 20001122

即売会会場において女性の二人組みが多いことと、それが凸凹のコンビであることが多いことについて考えてみた。

現在の高橋留美子作品ファンの大多数は女性であるから、コンベンション会場で見かけるファンたちは単独であれ二人組みであれ女性から構成されることが多いのは当然だ。少数派である男性(平均年齢が高い)が彼らだけで集まってしまうことも影響を与えている。

また、高橋留美子作品への愛好は、学力やお洒落度などのパラメータに依存するものではない。それゆえに、ファン集団におけるそれらのパラメータの標準偏差は大きいものとなる。

凸凹が同じ比率で存在すると仮定しよう。彼らが無作為にペアを組むとして、ありえる場合は「凸凸」「凹凹」「凸凹」の3パターンである。そして、母集団が十分に大きいならば「凸凹」となる確率は1/3ではなく、1/2である。ちなみに、同じ仮定で母集団が4人の場合には、その確率は2/3まで上昇します(笑)。

さらに、「凸凸」は(エリートグループなどの場合を除き)解消されやすく、「凹凹」は寄り合って巨大化(つまりペア解消)していくということも、「凸凹」比率を上昇させることになっているのではなかろうか?、

こんな考え方もある。ある母集団から無作為に2つの要素を抽出する作業を繰り返したときにおける、それら要素の差の絶対値の平均を考えよう。すぐにわかることだが、母集団の標準偏差が大きくなれば、差の絶対値の平均も大きくなる。

要するに、標準偏差が大きい母集団から抽出される2つの要素は、差が大きいものとなりやすいのだ。これがあたかも凸凹であるかのように見えるのだろう。

おおよそ、こんなもんだろうか。