殺生丸「帰るぞ、邪見
」(「奪還」(単行本7巻収録))。
殺生丸「…帰るぞ、邪見
」(「狼」(単行本14巻収録))。
さて、殺生丸はどこへ帰るのだろう?。
少なくとも「帰る処がある」ことは明白だ。
父の墓の在り処を求めてさまよっていた頃の描写では、特に定住していた様子はない。恐らくは、鉄砕牙の所在が確認された後に(鉄砕牙を犬夜叉から奪う為に)近郊に居を構えたものと推定される。
近郊であることを裏付けるのは、犬夜叉の血のにおいが変わったことを嗅ぎ付けられる距離に常駐(巡回?)しているらしいということだ((「妖怪の血」(単行本16巻収録))。また、邪見が「人間の小娘、連れ歩くかな」(「本能」(単行本16巻収録))と言っているように徒歩で移動できる範囲にいるらしい(双頭竜はいつも殺生丸の住処に繋がれている?)。
描写から推定するに、以下の2シーンがそれに該当する場所のようだ。
刀々斎が逃げたことを邪見が報告しているシーン(「刀々斎」(単行本13巻収録))。
りんが殺生丸を待つシーン(「本当の強さ」(単行本17巻収録))。なお、このシーンは灰刃坊の山のふもとで待っていたりんを描写したものではない。このシーンは明らかに、殺生丸がふもとで待つりんのところに戻った後のものである(∵殺生丸は双頭竜を回収している)。
この2シーンの背景を比較すると、似ていると言えば似ているといったところだ。同一の場所であることを否定する材料はなさそうだ。